年度頭、3年目と都知事選

社会人=企業研究員生活も3年目に突入。今年度は担当するプロジェクトがひとつの節目を迎えることもあり、昨年度にもましてスケジュールが山積み。加えて、東日本大震災による福島原発の事故が業務を直撃、実質的には昨年度の半分程度の資源・時間的制約のな…

学生時代にやっておきたかったこと

おっちゃん世代(30後半〜40後半)とお酒を飲みに行くと、時間を遡れたならばいつに戻りたいか?って話によくなります。多くの人は、学生時代(それも大学生)に戻りたいって答えます。理由はきっとひとそれぞれで、好きなことを学ぶことが許されたり、好き…

キャリアについて考えよう 2 年目終盤編

そろそろ期末面談があり、上司様に評定を下されるのですが、その際にキャリアプラン面談がセットになっています。あくまで本人の希望ベースでヒアリングが行われるといった内容であり、うちの職場では中期的な目標・希望をまとめて資料を提出することが義務…

やらないなら評論家になればいい

研究テーマの枯渇が叫ばれる昨今、新規なもの(疾患、標的)に手を出すべきか否かという議論が職場では非常に盛んです。テーマの立ち上げ、あるいは新規な展開を考えるときに、議論が盛り上がるのは健全な職場である証拠と思います。ポジティブな意見もネガ…

就職相談に思う

就職活動の季節なので、ときどき相談が寄せられるんです。研究職(生物系)の就職活動で気をつけるべきことはなんですか?みたいなことです。まだ経験が浅いせいか、特別留意すべきことがよくわからず、うまいコメントが思いつきません。 というのも、生物研…

会社を 3 年でやめるのは悪いことか?

今春には社会人 3 年目。ちょっと前に「3 年でやめる若者」というのが流行ったけど、その年代に突入することになります。当事者となって、やめる人の気持ちがわからなくもないなーと思うようになりました。 2 年目の終わりくらいになると、さすがに会社の中…

山は動くものではなく動かすもの

「大手でもダメだったんだから、ウチでは無理」これ、企業の研究ではよくある話だと思うのです。他社における失敗の要因はいろいろあると思うのですが、時に「まだいけるだろ、ウチでやる余地あるだろ」ってテーマがトップダウン的判断で潰れます。そんなの…

会社がなくなったらどうするか

学生の頃、就活があかんかったらどうしようとか考えたことなかったけど、いざ仕事を始めてみると、解雇リスクにどう対処すべきかを考えておかなくちゃねってことを痛感する。にもかかわらず、これまで身に着けてきたものといえば、仕事上得たスキルだったり…

2010年を振り返る

大晦日なので今年一年をざっと振り返っておく。最も大きなイベントは入籍したこと。年頭の段階では、まさか人の夫になるとは思っていなかった。人生何があるかわからないものですね。 仕事面は非常に充実していた。担当しているテーマは、外から見ると順調そ…

はじめての人間ドック

初めて人間ドックを受診した感想。・エコー検査はくすぐったすぎて辛かった。 ・バリウムはイメージほどきつくなかった。げっぷ我慢より、体位調整のほうがよっぽど難易度高いという感想を持った。 ※胃カメラとバリウムは選択なんだけど、胃カメラに耐えられ…

私的理想:企業研究者編

前回の続き。ではどんな研究者を理想とするのかぼんやり考えた。たぶん、端的には 「適切な判断を経営に下してもらえる研究者」 だと考えている。うまくいくか、うまくいくかわからないのが研究というのは、大学も企業もかわらないところ。一方、大学と企業…

目標にしたい存在がいない

社会人生活2年目ももうじき終わる。就職当初にもっていた不安は「ついていけなかったらどうしよう」「使えなかったらどうしよう」みたいな不安が多かった。実際、そんなことを記録にも残している。 そして2年目。研究を仕事にしていくの無理かもガクブル、とは…

選んだ道を正解にする

上期が終了し、上司と面談。 上期の成果と今後の目標、さらにキャリア形成の希望なんかを聞かれる機会がまたやってくる。目標設定をかなり高めに設定したので、どうかと思ったけど 折り返し地点ではかなり先行+αの成果を出せて一安心。 でも具体的な目標設…

人生がとじていく

仕事としての研究生活をスタートして2年目も折り返し地点を迎え 会社のスピード感とサイエンスに驚き(と同時に大学にちょっとガッカリして) 必死だった1年目。2年目を迎え、かなりの部分で主体的に仕事をすることができるようになってきた実感がある。 付…

2009 年を振り返る

大晦日おかがおすごしですか。今日は手短に一年を振り返ります。昨年の目標から振り返り。 http://d.hatena.ne.jp/sheepwolfskin/20090104/1231028314 ざっと研究カンケーは達成、一方 TOEIC は受験すらできませんでした。。 今年は学生→社会人という大きな…

DINKs という価値観

DINKs って言葉をご存知ですか? wikipedia[ja]より http://ja.wikipedia.org/wiki/DINKSWIKI 英語版。DONKY じゃないよ:笑 http://en.wikipedia.org/wiki/DINKYDouble Income No Kids の略、共働きで子供なしという選択をする生活観、価値観をいうみたい。…

乾いたスポンジを絞るように

今日は一段と冷え込んだ、関東一円は一桁台の気温!風邪にインフルに、気をつけねば! さて、まだ少し先の話だけれど、刻一刻と職場でのゼミ当番が近づいている。企業における研究者にとってのゼミは、大学院でのゼミと、似てるっちゃ似てるし、違うとこは違…

日常の説明責任に真摯に向き合ってプレゼン力を鍛える

今日の要旨:これから科学・技術への継続的な投資を国に求めるには、投資の必要性を一般のヒトにひろく・なんとなく理解してもらう必要がある。その上で国にアピールして説得力をもつに足るコンセンサスを形成していくことが重要だ。そのためには、まず「科…

行政刷新会議雑感:正しさとわかりやすさの按配については政治に倣うべきか

行政刷新会議HPhttp://www.cao.go.jp/sasshin/index.htmltwitter で話題になってた事業仕分け-科学技術関連-の結果についてちょっと調べてみました、眠れないので。(科学関連は13日金曜日に会議がありました)−−−−−−−−−− 要旨:勉強不足なので会議の本質が…

うすっぺらい

最近 twitter で「遊ぶ」ようになった。アカウント自体は学生のときに取得したんだけど、当時は今ほど話題になってなくて、ネット界隈で活動が盛んな人を中心に使れてるサービスだなーという、そんな印象だった。使い方がよくわからなかったし、使ってるヒト…

芸術の秋深まる

日本の四季から秋が外れて久しい日本列島だが、暦の上では依然として秋は存在しており、この時期になると全国各地で文化的なイベントが多数催される。そんな世間の雰囲気に乗って、美術館に行ってみた。東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/ここ…

学びたい!に対する PDCA 不全

アゴラ:大学生は勉強しなくていいのかhttp://agora-web.jp/archives/793423.html# 日本の(とくに文系の)大学生があまり勉強しないというのは、いまに始まったことではない。恥ずかしながら、私自身も、大学生の頃は決して勉強していたとはいえない。しか…

一日一○

帰宅してから一日一報、これがコンスタントに継続できる量として妥協点かも>論文読み 年上研究員よりもぼくに優位性があると思ってるものリスト・時間(家族なし、管理するもの少なし) ・若さ(体力) ・からっぽの頭(つまっていない、空隙が多い)上記を…

苦しいときこそ勝負、ミスをしたらいけない理由のひとつ

新しい系を立ち上げられるかの検討をここ一週間行っている。諸問題あって、猶予期間はニ週間。考えられる限りの手段を尽くすにはあまりに短い。考えながら手を動かす、頭の回転の早さと、おそらく勘のよさも試される状況だ。(現状ではどっちもpoor)結論を…

東京モーターショー 2009 雑感

高校時代の友人から突然のメール。「彼氏が来てるんだけど一緒にモーターショーいかない?」(※友人は女性)これ、行ってもいいのか?よくわからなかったけど一路海浜幕張へ。その彼はクルマに大変詳しく、ちょっとしたクルマ好きのぼくにとって、彼に会えた…

「だれも知らない」と「だれも言わない」

仕事で、「わかっていない(とされている)こと」が課題となる場面はけっこう多い。企業でやってる仕事のなかでそれに遭遇する場合、その現象を解明する手がかりとなる論文や特許の情報は乏しい気がする。「だれも知らない」のかもしれないし、戦略として「…

続・自己評価が苦手

前回の続き。中間面談があった。成果に対するコメントは予想通り非常にシンプルで分かりやすく、あっというまに終了した。今後も知識・技術を向上させつつ、conclusive data をとっていく。シンプルだけど難しい、これを続けていく必要がある。 で、問題の働…

自己評価が苦手

中間評価の面談。年頭に立てたタイムラインは(初年度だから設定にやや余裕があるのか)いい感じにクリアー。前向きな情報も得られたし、どうやら見込みがなさそうだというデータも得ていて、研究を仕事とするうえで要求される conclusive data の取得には貢…

秘密基地で未来をえがく

週に数回、他のヒトが誰も入ってくることのない部屋で実験をしている。秘密基地みたいな感じのところだ。チームリーダーと上司と、一緒に手を動かす数少ない機会である。(余談だけれど、チームリーダーが手を動かすってのは会社ではなかなかないことだ。)…

任せ上手はむずかしい

連休明けから早速会議で一日過ぎるのが非常に早い。あまり手を動すような仕事はできずにやや不完全燃焼。 最近は他部署と連絡を取りながら共同実験や依頼実験を行う機会が増えつつある。プロジェクトが進めば徐々に他部署との連携が密になってくる。技術的な…