やらないなら評論家になればいい

研究テーマの枯渇が叫ばれる昨今、新規なもの(疾患、標的)に手を出すべきか否かという議論が職場では非常に盛んです。テーマの立ち上げ、あるいは新規な展開を考えるときに、議論が盛り上がるのは健全な職場である証拠と思います。ポジティブな意見もネガティブな意見も、どちらもたいせつで、勉強になります。


ですが、ブレインストーミングは進んでも、実行フェイズが見えてこない、リスクをとらない、そんな事例が実は多いんじゃないかなと思ってます。二の足を踏んだり、ウォッチングという結論って勿体無い。
新人らしさ、若手らしさとして忘れたくないなーとおもうこととして、「手元にないなら教えてもらう」「どこにもないなら自分でつくる」「やることにリスクはない、やらないのはリスクじゃなくてロス」というのがあります。研究レベルなら、それも初期なら、やるリスクってなんだろ?と。そう思って取り掛かったことがひとつの成果になりつつあって、その思いは徐々に確かなものになりつつあります。


自分が将来、なんだかんだ言って挑戦できない、そんな研究員になってしまったら、さっさと別のステージに進む。これは個人的な中期目標として忘れないようにしたいと思います。