価値ある質問力をつけたい

月末が終わりました。徐々に書類が多くなってきているのを感じます。もっとさくっと終わらせたいけれど、なかなか難しい。書き物のスループットもあげていかないと。


さて、今週も会議が目白押しでした。会議というと一般に決め事をしていくだけ(外資系っぽい会議)、あるいは情報共有の場(日本的なもの)といったものが多いと思います。研究の現場の会議は・・・大学院でいうところの中間発表のような位置づけになります。事前資料に目を通して、各チームの進捗、問題点などについて、議論をする場とでもいいましょうか。意思決定をする場、というわけではないので、結構時間も掛かります。(大きい会議だと、半日は確実に費やします・・・)学生時代には想像しなかったほどのペースで会議があるので、参加者は基本的に他のチームの仕事の進捗や、抱えている問題をある程度具体的に認識しています。よって、会議の価値は「他チームの進捗に対してどんな示唆をできるか」で決まるのではないか、と感じています。要は提案力・質問力、ですね。


例えばあるチームが仕事を進めるための仮説 A を検証する実験をして、無事 A が確認できたことを報告するとします。このとき大まかに 3 つの質問の価値があるのかな、と今思っています。


ひとつめは「その方法で A はホントに言えるのか?」という確からしさに関する価値。
ふたつめは「その結果わかることは A だけ?もっとほかに言えることがあるんじゃないかな」という、A に B という意味を付加する価値。
そしてみっつめは、「A は確かにそうだと思うけど、それって・・・てことにならない?」と、仮説検証は正しいけれど、A の先にある事柄について、発表者らの意図とは違う見解を示せる価値。


企業では、会議に参加するメンバーが取り扱っている領域が似ていることが多く、その結果、あるチームの仕事に対する提案や質問が、そのチームにとってのみならず、他のチームにとっても意義のあるものになったりする、そういうものを価値のある質問力だと思っています。現段階でぼくができる質問は、わからないことを聞く、という、いわば自分のための質問であることが多い、というか殆ど。これも大切なことだと思いますが、会議では、誰がどんな質問をしていたか?を常にチェックしていると、その人がある問題に対してどういう視野で見てるのか、を推測することが出来て非常に勉強になります。


価値のある質問ができるようになるように精進するのみですね。。


・・・今日多くの企業で内定式があったようです。来春まであまり時間がないなと、気が引き締まりますわ。明日は週末、きばっていきましょう。