キャリアについて考えよう

どこの会社でも、社内で定期的にキャリアに関する面談があるのではと思います。面談までに提出資料をフォーマットにしたがってまとめ、それに基づいて一定時間上司とお話をする、という機会です。


ぼくも入社からもうじき半年が経ちますが、研究以外の社内他部署が具体的にどんな業務を行っているのかなどについては未だ理解ができておらず、結果、「自分が今後どういう能力をつけて、どうしたい(すべき)と考えているのか」について、具体的な形に出来ないまま面談に臨みました。想像力の欠如ともいえるかもしれません。特に言及はありませんでしたが、数年先、例えば研究以外に何かするとしたら??面談を終えた今でもこれに対する具体的な答えを、ぼくは持っていません。ある程度現実的な答えは持っておかなくては、と感じています。同時に、ドクターをどうやって取得するか、早く動かなくてはとおもいました。


人材育成などでは、スペシャリストか、ゼネラリストか?という問があります。このことは俺に任せろ!という人材になるのか、あいつはアレをやらせてもコレをやらせても使える!という人材になるのか。子供っぽく表現すれば、そういうものだとぼくは捉えています。おそらく会社的には、何でもやる・できる人材を多く確保できたほうがいいのだろうなと思います。本当のスペシャリストは組織内に数人いればよくて、あとはそこにゼネラリストなリソースを割けばよいのだから。本質的なスペシャリストは、実は何人もいらないのではないか、というのが僕の邪推です。実際、アカデミアの話ですが、アメリカでポスドク修行をした友人によると、「ほんとに優れた研究者ひとりがありえないアウトプットを出す。他は意外とフツー。ただ、すごいやつがホントに、常識を超えている」だそうで。


それでは、自分はどちらを目指すのか。まずは何でも、できるようになりたい。けれど、中途半端で何にもできない者になることだけは避けたい。なんとなくの意欲という言葉だけでゼネラリストは選びたくない。では、どうすればいいのか。


ー正直、企業の研究員になろうとは、予想だにしていませんでしたので、コンピテンシーの高いプロになりたいという漠然としたイメージしかありません。例えば今まさに、勤めてる会社がどうかなったとして、ではぼくは研究者として渡って生きていけるのか?と言われれば、どう考えたって厳しい。若さしかアドバンテージがありません。でも、そうやって渡って生きていける人材に早くならないといけない。そのためにどうすればいいのかー今はソコだけで精一杯だけれど、もっと真剣にキャリアについて考える機会を持とうと思います。


皆様におかれては、どのように考えられているのでしょう?いろんなヒトの話を聞いてみたいなと思っています。