大阪維新と宮崎フィーバーに見る首長の必要条件
大阪府が 11 年ぶりに赤字脱却のようで!日経ネットより抜粋
大阪府09年度予算、11年ぶり赤字脱却へ 橋下知事「府民が我慢」
大阪府の橋下徹知事は10日、2009年度の一般会計当初予算案が11年ぶりに黒字に転じる見通しになったことを明らかにした。知事は同日、報道陣に「今年度は歳出カットで実質的に増税をしたのも同じ。府民が我慢してくれたから黒字にできる」と強調した。
知事は、赤字債の退職手当債についても発行しない考えを表明した。
08年度についても昨年7月に成立した当初予算では50億円の赤字を見込んでいたが、使わなかった余剰金が発生したため補正予算で黒字に修正する。
いろいろ言われ続けている橋下知事ですが、財政でしっかり成果を出すあたり、すごいですね。抜群の知名度もあってか、そのまんま東国原知事と橋下知事の活躍に注目が集まっていますが、両者が全く異なるアプローチで地元を活性化していってるあたりがとても興味深いなと思っています。東国原知事は宮崎「国」の製品を他国(=県)にプロモーションする輸出国っぽい外交活動で成果を挙げているイメージ。以前はマンゴーといえば沖縄でしたが、今やという感じです。対照的に、橋下知事は大阪「国」の内政を徹底的に改革していってる感じで、いかにも政治っぽい。
いずれにせよ、両者に当てはまりそうだなと思われることとしては、地方の利権などのしがらみなしでも得票できそうなヒトである、ということ。逆に言えば、「地盤,看板,鞄」のうち「地盤」がなくて、知名度と資金のあるマトモなヒトを首長に選んだほうがワークするってこと???民主主義の現場は、近づけば近づくほど遠い、そんなところでしょうか。
さて、修論追い込み。