天下り・渡り云々の議論のされ方がよくわからない

週末は修論書きもそこそこにお食事会、メガネ新調など精力的に活動しました。気分転換はいいですね、明日からまたがんばれそうです。


さて、最近天下り・渡り禁止云々で麻生首相人事院・谷総裁に注目が集まっていますね。ニュース番組のインタビューを見る限り、谷総裁のほうは答弁としては全く破綻しない、話の中での突っ込みどころを相手に与えないなーという印象。あの麻生首相では太刀打ちできなさそうです。


僕は極度の勉強不足なので、天下り・渡りの本質的な問題がよくわかりません。出世競争に負けたヒトの受け皿として外郭団体があり、そこにヒトとカネ(=税金)が流れてることが問題視されているようですが、外郭団体の中にも、実際になくなったら困っちゃう団体というか、ちゃんと機能している団体とかはないんですかね???もしくは、そこに天下った官僚しか発揮できないノウハウがあるとか。そういう正と負の部分にマスコミの皆様には是非とも切り込んでいただければ、日本の民主政治とか、中央省庁の歪さが鮮明になると思うのですが。例えば、天下り・渡りに関連する団体について、ちゃんと機能している外郭団体と、無駄使い団体とを分別して、後者を全廃した際のベネフィットとか見積もれたら視聴者も納得すると思うのですが?もしくは天下り・渡り全廃後の見通し、外郭団体の機能をどのように民間に移管すればいいとか。残念ながら、どうもピンぼけしている印象です。出世レースに負けた官僚の職歴のみをねちっこく追い回すだけでは、あまり有用な情報が得られない気がします。それとも、十把一絡げに全ての天下りは悪であることは国民のジョーシキなのでしょうか。だとすると、僕は相当にダメ国民なのかもしれないです、平均的な学生のつもりだったんですが・・・。


しかし公務員というのはなんともやりにくい職業のように感じます。保守・管理的な仕事ですから、成果の定量的な評価って難しそうですし。仕事それ自体が何かを生産する職ではないし(という認識ですがいいのかな)。給与は税金から支払われてるし。そんなこんなで色々ケチをつけられることの多い公務員も、結構うつ病患者多いのが現状らしい。さらに。地方自治体では市町村合併に伴い実質の首切りも起こっています、もはや安定な職ではないと僕は思っているのですが、ちがうんでしょうか。

いずれにせよ、ちゃんと働いている末端のヒトのためにも、政治手腕によって中央の官僚の皆様の不必要な天下り・渡りが是正されることを願いますが、はたして。