「あと一歩」を詰められる力、「就活に長し研究に短し」な修士課程

修論発表の要旨提出が迫っていますが、決め手を欠いたここまでの成果に納得がいかず残業の日々です。勿論、設備・費用・時間ともに限られた中で研究するという点では皆平等なので、現時点での僕の能力はまだその程度、ということなのでしょう。あと一歩を詰められる力が必要だということをひしひしと感じます。また、この壁を越えるには経験に加えて勘・運も無視できない要素でありましょう。

修士課程の間に大きなブレイクスルーを体験しておきたいと以前書いたような記憶がありますが、実際にはそうそうめぐり合わせないものだろうとも思います。修士課程で卒業する場合、研究期間は3年間あることになるのですが、卒研生(4回生)の院試前1ヶ月は院試休みでしたし、修士1年の秋〜冬(場合によっては春まで)は就職活動が活発化する時期です。(ここまでの内容は僕が所属している大学院のケースです)修士2年の2月頭に実験が終了する場合、実質的な研究期間は2年半程度。諸般の事情でもっと短くなってしまう学生も多いのではないかと推測します。僕は修士を間もなく終えるわけですが、実感としては研究するにはあまりにも時間が短すぎる、という印象です。納得するまで自己の研究を深めるには博士課程まで進むべきだろうと考えます。

さしあたり、残り時間でどこまでできるかが腕の見せ所とてやっていこうと思います。


・・・研究期間の短縮に関しては、後輩たちの就職活動を見ているとさらにひどくなっているような印象を持っています。多くの方がこの点について既に言及されている、或いはご存知かと思いますがまたの機会にエントリします。