会社説明会のお手伝いに行ってきた

すっかり秋ですね。研究室の後輩も夕方ころに戦地へ?赴き始めた子たちもちらほら・・・そろそろ後輩たちの世代の就職活動も本格化してきているのかなーと感じる今日この頃。(一部外資系志望の子たちは夏前くらいから活動しているけれど)そんな中、2010 年卒業予定者対象の企業説明会が大学の近所で行われ、僕が来年入社予定の某社も出展する、とのことでお手伝いに行ってきました。大したことはしていませんが。


昨年(つまり自分たちの代)までは売り手売り手と言われてきた就活市場ですが、今年度は世界的な経済不安もあってか、前年度ほど採用(数)も活発でない、と見られているようです。そのような世相を反映してか、会場に集まってきた学生は大きく2 集団に分類できそうだなと感じました。あくまで主観ですが。どういう風にかというと、①パイを奪うこと自体を目的とする。例えば、採用数は例年以上に絞るのか、とか急いでる印象を与える感じの学生。②このような時代にどのように対応するのか、といったより本質的な?問題を考えている学生。 採用してもらう側としては①の情報は必要なことはわかります。②に関しても、例えば製造業であれば、モノが売れなくなってきていることは明らかですが、学生へのプロモーション活動という観点からは、採用担当者も前向きな回答しかしないことは想像に難くなく、①②のどっちがどうとは言えうつもりはありません。とはいえ折角の合同説明会、アプライする企業を選抜する立場にもあるのだから、匿名参加できるイベントを活用して、重要な問題に切り込んでいったほうがいいのになーと思いました。あと、就職活動自体大きなイベントであることは否定できませんが、内定奪取が手段ではなく目的化しすぎてるのかなーという印象も持ちました。(この手段の目的化については、近年の受験競争にも共通する部分があるなぁと、当事者でなくなった今ではしみじみと感じます。)


今日も思ったのですが、僕は就職活動をしていく中で、「採用される能力(=内定もらえる力)と実務能力はそこまで相関するのかなー」という疑問をずっと抱いていました。後輩の活動を見るにつけ、もっと力を付けなきゃなー、と思うのでした。