カウントダウンの効用

google さんでは就業時間の 20 % は自分の使いたいように使っていいという制度があるようで。8 時間勤務とすると 1.6 時間。これを奴隷大学院生がコアタイムにやる・・・のは無理ですが、どうすれば 2 時間弱の時間を自由に使えるようになるかなーと考えてみました。
研究室で活動するにあたって、思考する時間を削ってしまっては意味ないなーと思いますので、単純作業の部分=labor をどこまで削れるかが重要なのではという仮説を立ててみました。ラボ内で手を動かす操作については死屍累々の長い歴史?のおかげで結構最適化・効率化が進んでいるため、劇的に改善することは並の頭では難しい。操作自体を改善することは得策ではなさそうです。そこに時間を費やす間に labor を進められちゃうし。というわけで、今回は作業にタイマーを導入して、自分を追い込めるのか試してみることにしました。通常カウントアップする操作を、カウントダウンに変更。常に鳴動に追われ続ける形で単純作業をこなします。不思議なことに、カウントアップよりカウントダウンのほうが、作業と作業のつなぎの部分が早くなるんですね。3 時間程度の操作、工程が 44 ある単純作業で通常より 30 分程度時間を短縮することができました。43 箇所のつなぎ部分で 30 分の時短ですから、平均して 0.7 分/つなぎ の無駄があったということがわかりました。タイマーに追われる感覚が肝心なようです。あと、工程数が多いほどこのメソッドは機能するようです・・・が、問題は、ひと段落のあとの小休止が長くなりがちだなってことです。ルーチンワーク内のつなぎだけでなく、ルーチンワーク間のつなぎでも常に追いこみ続けないとダメなようで。自由に使える時間を作るために、洗練された奴隷になる修行はまだまだ続きそうです。