パイが焼けなくなる日

昨日、今日とほんの少しですが、充実した日を送ることができました。ちょっとずつ前に進んでいければと思います。

ところで最近のニュースを見てると、あらゆる小売業界で価格破壊が進んでいるようですね。


スーパーとコンビニがしのぎを削り、電機メーカーが原価割れの家電を大放出しているようです。消費者としては、非常に助かります。しかし、これらの業界、なかのひとである友人によると、もう冗談じゃないくらいにヘタってきているのだそうです。



そんななか、製造業も、かつての欧米志向から BRICs に本格的に移行していく様相を呈しています。工業先進(?)国が、これからも成長が見込める国々に攻勢を仕掛けていくようです。某衣料品の量販店も海を隔てたかの国に本格進出するんだとか。Industrial Country に宛がわれる「成熟した社会」とかいう言葉は、これらの国々だけでおいしいところを持ち合うスタイルがもはや絶望的であることを示しているんだろうなーと思います。いわゆる「パイの奪い合いから、パイを焼けるとこを押さえる」という戦略へシフトということなのだと。自分でパイを焼けることをつくる人達って、ほんとにすごいと思います。が、いつかはパイを焼ける場所がなくなってしまうことも一方で事実なのでは、とも考えます。

地球全体が「成熟」してしまったとき、どうなるのでしょうね?選民思想的ななにかが発動したり、なーんてことはなかったらいいなぁ、と、そんなしょうもないことを考えてしまいました。